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2.2.3 「指標」の作成

物流センサスから前項2.2.2に示す新システムへの不適合貨物を除外した残りの品目について次の3指標を設定し、それぞれの指標ごとに上位貨物品目を抽出し、3指標全体を通じて比較的上位を占める貨物を“シフト可能性貨物”とみなすこととする。

(1) 指標-1(時間指定の有無)

物流センサスでは、物流貨物それぞれの“到着日時指定の有無”について調査を行っている。その内容は、

1] 時間指定なし

2] 時間指定あり(日単位、午前・午後単位、時間単位)

に分類したものである。

指標の作成においては、到着の日時が指定されている貨物を捉え、特にトラックとの競争から日単位ではなく午前午後の半日または時間単位で指定されている貨物をシフト可能性のある有力貨物とみなすこととする。

つまり、品類ごとに時間指定がされている貨物量を対象として、その中で指定方法が「日単位」の貨物量に対し、「午前午後の半日単位」と「時間単位」の2つの合計貨物量の割合が高い品目の順位付けを行うものとした。

「時間指定」による指標を表2.2.2に示す。

 

 

 

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