日本財団 図書館


5. まとめと今後の課題(次年度への論点整理)

平成11年度は、鉄道事業者アンケート調査やボランティア団体へのヒアリング調査をもとに、「交通モビリティネットワークサービス」ホームページ作成を行ってきた。

今年度の成果としては、次の点が挙げられる。

1] 駅のりかえガイドは、障害者、高齢者等の駅ヘのアプローチ方法、エレベーター等の設置により、車いす使用者のアプローチが可能かどうか、障害者用トイレの設置等の情報を収集し、だれもが簡単に駅を検索でき、視覚的にもわかりやすい情報を提供することができた。

2] 交通支援案内(ガイドボランティア、移送サービス等の連絡先)は、障害者、高齢者等のための移動や旅行を支援する機関を総合的、網羅的にに案内したものである。視覚、聴覚障害者、肢体不自由者等が電話又はFAXで、サービスの内容を確認するための総合ガイドとして活用されることが期待される。

 

平成12年度以降は、上記の成果を踏まえ、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法案)」の内容に対応させながら、利用対象地域、掲載駅、団体、及びジャンルの拡大を図る。

 

今後の課題としては、次の点が挙げられる。

・駅のりかえガイドの情報収集の方法の再検討(事業者に負担の少ない調査方法)

・交通支援案内に掲載する団体等の選考(利用しやすく、網羅性のあるもの)

・情報量の拡大に伴う、利用しやすい検索方法の検討

・英語標記の併用 等

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION