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3. 表示事項の選定

 

3.1 推奨度と選定事由の設定

 

1)図記号が多数の支持を得て統一的に使われるよう、3段階の推奨度と5つの選定事由を設定し、それに基づき128項目の表示事項を選定した。同時に図形の自由度についても定義した。

 

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2)表示事項のレベルを揃えるために、選定事由に加えて、除去する事由を設定した。

・組み合わせて使用するもの

(例 :「身障者用エレベーター」は「身障者」と「エレベーター」で対応)

・同じ項目でまとめられるもの(例:「空港」と「航空機」)

・(社会通念上)優先度の低いもの

・特殊な条件で使用するもの

3)法令で規定されているものや、ISOやJISで標準化されているものとの関連を調べ、既に規格化されていても案内用図記号として必要なものは、法令等に抵触することのないよう留意した上で、重複して収録することとした。ただし、その中で現状に適さない図材や表現方法に対しては、将来を見据えてリ・デザインを提案することとした。

4)IS07001で標準化されている57種類の中で、現在日本案として残っている49種類の図記号については、基本的に選定したが、国内での用途が不明確なものは参考として収録し、リ・デザインの対象とはしないこととした。

 

 

 

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