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(9) 実績を積みながら、簡易化の方向に進むものと思われる。

(10) 注意喚起を含め管理方法との相関でさらに簡易化ができる余地はある。

(11) 軽量化した今回方式も、乗降客が少ない駅用として使うぶんには有用で適当と思う。

(12) ホームドア本体よりも、ホームドアの取付け方法を考えた方が良いのではないか。

(13) 耐久性の面を考慮のこと。

(14) 可動部分の強度に一考を要する。

(15) ドア部の取付け構造に工夫が必要。

(16) 想像していたより、がっちりした感じがした。

 

3. アンケート結果の考察

3.1 水平荷重2450N/m(250kgf/m)ホームドアの強度について

水平荷重2450N/m(250kgf/m)の強度については、「1]手で押した場合」の例で、「十分すぎる」96%、「適当」4%で、「不十分」の評価は皆無。

また、「2]もたれかかった場合」「3]倒れこみの場合」「4]ぶつかった場合」の全てのケースとも、不十分の評価は皆無であり、全く心配無い強度であるとの感想結果である。

むしろ、「十分すぎる」という評価が圧倒的に多く、「十分すぎる」という評価と「適当」という評価との比は、78人: 18人(1]〜4]全ケース合計)という評価・感想であり、より適当な強度に落とすことができることを示唆する結果とも言えるであろう。

 

3.2 水平荷重100kgf/mの強度について

水平荷重100kgf/mの強度については、1]〜4]各ケース総じて「ア.十分すぎる」「イ.適当」との意見が8〜9割で、「ウ.不十分」との意見が1〜2割である。

この場合は、「適当」という評価が7〜8割ともっとも多く、「十分すぎる」という評価と「適当」という評価との比は、10人: 70人(1]〜4]全ケース合計)と「適当」の比率が圧倒的であった。

より細かく場合分け別の考察をすると以下のとおりである。

「1]手で押した場合」に「十分すぎる」と「適当」の合計は、92%

「2]もたれかかった場合」に「十分すぎる」と「適当」の合計は、88%

総じて約9割が「十分すぎる」または「適当」、約1割が「不十分」の評価である。

また、「3]倒れこみの場合」に「十分すぎる」と「適当」の合計は、79%

「4]ぶつかった場合」に「十分すぎる」と「適当」の合計は、75%

であり、約8割が「十分すぎる」または「適当」、約2割が「不十分」の評価である。

 

 

 

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