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「離島岸壁における風雨防止用通路シェルター」施設整備報告書

財団法人 九州海運振興センター

平成11年度

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2. 離島岸壁における風雨防止用通路シェルターの整備

通路シェルターを製作して、これを離島岸壁に整備し、旅客定期航路事業者に管理委託することにより、本土に比べ不利な条件のもとに生活を営んでいる離島住民の福祉の向上に資するものである。

 

平成11年度

通路シェルター  3車 整備

(特殊シェルター)

 

◎通路シェルター整備による効果

1]旅客船利用客の安全管理の向上

離島や僻地の港では従来、本船設置のタラップにより乗降を行っており、手摺り踏桟を施した程度のもので、日除け等の設備がなかったが、本事業により整備が進み風雨時や炎天下にも利用客の保健・安全管理上多大な効果をあげている。

2]交通弱者(高齢者・身障者)に対する安全性の向上

離島過疎地は高齢者の割合が高く、また、障害者の車椅子による乗降などの安全性は飛躍的に向上した。

3]生活必需品等の搬入、搬出作業への併用

離島での生活必需品、手小荷物等の旅客船への搬入、搬出作業がシェルターの設置により、荷役作業への併用による効率化に伴い、定時運航が確保され利用者の利便性は著しく向上した。

 

 

 

 

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