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11. 観光

 

(1) 大島本島の観光

 

奄美群島は、奄美群島国定公園に属する景勝地をはじめ、輝く太陽のもとに広がるエメラルドの海、珊瑚礁の間を遊泳する熱帯魚、年中絶えることのないハイビスカスやブーゲンビリアの花々などの自然に恵まれた亜熱帯の島々である。

このような亜熱帯性と海洋性を併せ持った観光資源のほかに、大島紬や黒糖焼酎などの特産品、亜熱帯性の果実等、ユニークな資源も有している。

大島本島への入込客は、昭和49年に年間40万人台に達したが、昭和50年以降のオイルショックによる景気低迷と観光需要の変化、海外旅行ブームなどから非常に厳しい状況にあり、昭和62年では30万人を下回った。しかし、昭和63年7月の奄美空港ジェット化に伴う東京、大阪からの直行便のジェット機の就航により、平成4年では40万人を上回る入込客となり、年々微増で推移している。

海上航路、空路別の入込客数の推移をみると、昭和50年までは海上航路優位だったのが、平成4年ではジェット機の就航により空路による入込客が海上航路の2倍以上となり、海上航路による入込み客は年々減少傾向にある。

 

路線別入込客数の推移

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資料:大島支庁商工水産課

 

市町村別宿泊施設数等

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※現に営業中のものだけで、休業、無許可、申請中のものは含んでいない。

資料:大島支庁商工水産課

 

 

 

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