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IV. 広域物流への対応を行う物流拠点

都市内物流と地域間物流の連携による広域的な物流活動に対応した物流拠点。

 

IV-1]複合一貫輸送に対応したターミナル

1]役割

内航海運又は鉄道の活用により、コスト面では低廉で、サービス面ではドア・ツー・ドアの複合一貫輸送が実現し、環境面ではエネルギー消費量の増加が抑制されるとともに環境負荷の低減が図られる。

2]立地条件

*鉄道貨物駅及びその周辺地域

*港湾及びその後背地

3]機能

*複合一貫輸送に対応した効率的な積替・荷さばき機能

*海上輸送・鉄道輸送における大型コンテナの取扱機能

 

IV-2]幹線トラック輸送に対応したターミナル

(以下、本資料では適宜トラックターミナルと略する)

1]役割

幹線トラック輸送の効率化・共同化等により、地域間物流の円滑化を図るとともに、都市内交錯輸送の削減、トラック積載効率の向上等、都市内物流の効率化にも資する。

2]立地条件

*高規格幹線道路等のインターチェンジ周辺等の交通アクセスの良い地域

3]機能

*自動化・機械化・情報化等による効率的な荷さばき・保管機能

*大型トラックの発着機能

 

V. 輸入等国際物流への対応を行う物流拠点

近年の輸入増加等に対応した効率的な国際物流システムの構築に資するための物流拠点

1]役割

近年の輸入増加等に対応した効率的な国際物流システムを形成することにより、国際物流に係るコストを低減させつつ、物流サービスの水準を国際的に遜色のない水準にする。このことにより、いわゆる内外価格差の是正及び産業立地競争力の改善に寄与しうる。

2]立地条件

*中枢・中核国際港湾を初めとした外国貿易を行う港湾及びその周辺地域

*国際線の就航する空港及びその周辺地域

*輸入促進地域(FAZ)

3]機能

*自動化・機械化・情報化等による効率的な荷さばき・保管機能

*流通加工機能

 

 

 

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