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そこで誤作動対策を行なった。対策方法として

1]3種類EMIフィルタを出力端子へ挿入

2]フェライトコアを電線に挿入

の2とおりの対策を行なった。最初に3種類のEMIフィルタをアクチュエータ出力端子及びアナログ出力端子に挿入したが効果がなく、いずれも基準外であった。

次にフェライトコアを下図のように電線に挿入したところ、大きく改善されて基準内になり性能基準Aを満足した。

 

107-1.gif

 

10.7.4 電源短期変動イミュニティ試験

 

スピードコントローラはDC電源駆動であるのでIEC60945の要求規格にないため、この試験は実施しなかった。

他の供試品はいずれも誤作動は認められず性能基準Aを満足した。(要求基準は性能基準B)

 

10.7.6 電源故障イミュニティ試験

 

スピードコントローラはDC電源駆動であるのでIEC60945の要求規格にないため、この試験は実施しなかった。

他の供試品はいずれも試験後に誤作動は認められず性能基準Cを満足した。

 

10.7.7 サージイミュニティ試験

 

スピードコントローラはDC電源駆動であるのでIEC60945の要求規格にないため、この試験は実施しなかった。

他の供試品はいずれも誤作動は認められず性能基準Aを満足した。(要求基準は性能基準B)

 

11 各社の誤作動防止対策

 

11.1 誤作動防止対策についての検討

 

電磁波に関わる「誤作動防止対策」について、各社での経験や対策の考え方をアンケートのかたちで収集し、「標準対策方法」として表38にとりまとめた。

 

 

 

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