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「海洋体験学習の実施」の報告書

 事業名 海洋体験学習の実施
 団体名 ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 注目度注目度5


■事業の内容

「海で遊び」「海で鍛え」「海から学び」「海を守り」「海を生かす」をキーワードに、これからのわが国の未来に向けて、海のように広い心を持った青少年の育成が望まれるとともに、この恵み豊かな海と緑の環境を保全し、次世代まで継承するための積極的な展開が必要とされている。その取り組みの一つとして、「海という自然に直接ふれ、海を守って行くことの意義・大切さを身を持って体験することのできる場の提供」を、これまで以上に積極的に展開していくことを考え、海洋体験学習を実施した。
(1) 第1回 B&G「海外体験クルーズ」
 [1] 内  容  全国の中学生(2・3年生)及び高校生の男女を対象に一般募集するとともに、国際交流の一環として、在日外国(グアム含む)の中学生・高校生をクルーズに招待し、共同学習・生活を通して相互の交流を図った。
         洋上では、海や海洋環境保全のための講義や各種の実習、マリンフォーラム(パネルディスカッション)、星座教室、英会話、救急法、航海天文、ふじ丸の秘密(船内見学)、艤装・解装と結索、マリンスポーツの知識、船長講話、専門講話(総務庁、外務省、文部省、運輸省(2)鹿屋体育大学教授)各種クラブ活動(クラブ活動発表含む)、レクリエーション他を実施した。
         寄港地グアムでは、ユナイテッド・シーメンズ・サービスにおいてカヌー、セールボード、ドラゴンボート、ローボートを実践体験し、スターサンドプライベートビーチにおいて、グアムの少年少女150名とスポーツ交流会を開催した。また、スポーツ交流会後ふじ丸にてサイパンに向け出航までサヨナラパーティーを開催した。サイパン島ではP・I・C(パシフィック・アイランド・クラブ)ウォータースライダー、ウォーターバスケット等のアクアプログラムを実施した。
 [2] 寄港地   グアム・サイパン
 [3] 使用船   商船三井客船(株)所有・ふじ丸(23.340トン)
 [4] 行程   8月1日に東京(晴海港)に集合しグアム(滞在3日間)〜サイパン(滞在1日間)〜東京(晴海港)の往復クルーズを実施、8月12日(11泊12日)東京(晴海港)で解散した。
 [5] 期間   平成10年8月1日〜同年8月12日(11泊12日)
 [6] 参加人数  合計516名
         男子211名(一般団員209名・グアム団員2名)
         女子305名(一般団員295名・在日外国人団員4名・グアム団員6名)
(2) 第1回 B&G「国内体験海洋セミナー」
 [1] 内   容  全国の小学校5年生から中学3年生の少年・少女を一般募集を行い、各地区空港、【千歳空港発着1回(北海道地区)、羽田空港発着3回(関東地区)、名古屋空港発着1回(中部地区)、伊丹空港発着3回(関西地区)、福岡空港発着1回(九州地区)】から沖縄(北部:マリンピアザ・オキナワ)を活動の場として合計9回の「国内体験海洋セミナー」を夏季・春季に実施した。
          セミナーを開催するにあたり、初日夜「沖縄の自然」と題して沖縄に生息する代表的な動植物等をスライドで説明し、動機づけを行った。
          主な活動としては、ブルーシープログラムとグリーンランドプログラムに区分し、ブルーシープログラムでは、半潜水艇による水中観察、バナナボート乗船、サバニ(沖縄の伝統的な漕船)、カヌー、ヨット(クルーザー・530セーリングカッター)ペダルボート等の体験乗船を行った。
          グリーンランドプログラムでは、ホールアース自然学校の指導により、本島北部に位置する比地の大滝までの沢や木道を使ったネーチャートレッキングと、その途中の行程で自然を材料としたゲーム、バードコール等の教室を、自然環境保全の大切さを交え実施した。
          その他、観光ではひめゆりの塔、玉泉洞大国村、海洋博記念公園、ネオパークオキナワでの見学等を行った。
 [2] 活動地   沖縄(宿泊所:マリンピアザ・オキナワ)
 [3] 使用航空機  各航空機会社定期便
 [4] 行程   千歳空港発着1回(北海道地区)、羽田空港発着3回(関東地区)、名古屋空港発着1回(中部地区)、伊丹空港発着3回(関西地区)、福岡空港発着1回(九州地区)から、沖縄(北部:マリンピアザ・オキナワ)を活動の拠点として合計9回実施した。
 [5] 期間   平成10年7月26日(日)〜7月29日(水) 新千歳空港発着
          平成10年8月 2日(日)〜8月 5日(水) 羽田空港発着[1]
          平成10年8月17日(月)〜8月20日(木) 福岡空港発着
          平成10年8月23日(日)〜8月26日(水) 伊丹空港発着[1]
          平成10年8月26日(水)〜8月29日(土) 名古屋空港発着
          平成11年3月28日(日)〜3月31日(水) 羽田空港発着[2]
          平成11年3月28日(日)〜3月31日(水) 伊丹空港発着[2]
          平成11年3月31日(水)〜4月 3日(土) 羽田空港発着[3]
          平成11年3月31日(水)〜4月 3日(土) 伊丹空港発着[3]
 [6] 参加人数   総合計821名
          新千歳空港発着  男子 44名  女子 40名  計 84名
          羽田空港発着[1]  男子 49名  女子 57名  計106名
          福岡空港発着   男子 48名  女子 46名  計 94名
          伊丹空港発着[1]  男子 33名  女子 37名  計 70名
          名古屋空港発着  男子 46名  女子 42名  計 88名
          羽田空港発着[2]  男子 54名  女子 54名  計108名
          伊丹空港発着[2]  男子 46名  女子 40名  計 86名
          羽田空港発着[3]  男子 63名  女子 46名  計109名
          伊丹空港発着[3]  男子 35名  女子 41名  計 76名
           小 計    男子418名  女子403名
■事業の成果

昨年まで実施していた「体験航海の実施」のプログラムを新たに、本年度は名称を「海洋体験学習」とし、「海で遊び」「海で鍛え」「海から学び」「海を守り」「海を生かす」に主眼をおき、海という自然に直接ふれ、海を守って行くことの意義・大切さを身を持って体験することのできる場の提供に心がけ、ゆとりのあるプログラム、自主性を尊重したプログラムを設定することで、今まで以上に明るく、楽しく、積極的に研修効果を高め、「海」「船」「海洋環境」の知識の修得と、人類と海の係わりを理解させることができた。
 また洋上での生活は、限られた空間や環境の変化(周囲が海)が媒体となり、船社会(運命共同体)をつくりだし、共通意識が育まれ、相互交流により人間形成をも育むことができた。
 海外体験クルーズでは、在日インターナショナル・スクールの生徒(グアム含む)を招待し、サイパンまでの8日間に日本の団員と交友を深めると共に、グアムでのフレンドシップ・パーティー及びGOOD WILLパーティーでは、現地と日本の少年・少女の国際交流の架け橋的存在となり活躍した。
 航海中は太平洋上に浮かぶ島々の通過に合わせ、「大海原観察」を設け、クルーズならではのプログラムであった。
 また、使用客船である「ふじ丸」を教材に行った操舵室・機関室・無線室等の見学では、船を身近に感じるとともに、その大きさや船の運航システムの緻密さに驚嘆し、太平洋上で実施した星座教室では、星にまつわるエピソードとともに星空を眺め、その美しさに洋上ならではの感動を受けた。
 本年度採用したクラブ活動では、年長者のリーダーシップが発揮され、それぞれが協力しあい創造する大切さを学び、クラブ活動発表会も盛況であった。
 さらに、「海から考える地球」をテーマに行ったB&G「マリンフォーラム」でも、日本の海がグアムの海のように美しくなるには、「自分たち一人ひとりにできることがあるはずだ」と実感し、率直な意見が出された。
 「地域交流会」プログラムでは、近隣地区の参加者グループに分け、地域に帰った後、クルーズで得た経験を知識が発揮できるように、B&G地域海洋センターにおけるJRリーダー資格取得等の働きかけを行い、B&G財団と情報の交換や仲間同志の関係が継続されるような環境づくりの第一歩を踏み出した。
 当初は往復航海による12日間の体験クルーズが、参加者にとって体力的に厳しいものではないかとの見方もあったが、積極的に研修・行事に参加した。
 国内体験海洋セミナーでは、主として海と陸のプログラムにより、自然に触れる「自然体験」とし、短い4日間という日程の中で、「海・山」の自然に対する意識の向上を図った。
 自然体験では、ブルーシープログラムとグリーンランドプログラムを2組に分け、ブルーシープログラムでは、半潜水艇の乗船と水中観察、バナナボート、サバニ(沖縄の伝統的漕艇)、カヌー、ヨット(530セイリングカッター)の体験乗船の他、餌付けされた魚と一緒に泳ぎながらの水中観察、アクアグラスを体験し、グリーンランドプログラムでは、本島北部に位置する比地の大滝までの沢や木道を使ったネイチャートレッキングと、その途中の行程で行った、自然を材料としたゲームの他、バードコール教室を行った。
 「海」、「船」、「海洋環境」の理解・知識のきっかけづくりという点では、大いにその役割を果たしたと考え期待できる。また、昨日まで全く知らない者通しが集まり、共同・研修を経験することにより、短い期間ではあったが、共通意識が生まれ相互交流により人間形成をも育むことができた。





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更新日: 2020年2月22日

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