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サイクリング

 

現場まで5マイルほどの距離ならば、ボランティアと一緒に自転車での移動を奨励できますが、必ず全員が地図を持ち、集合場所がきちんと分かっているようにしなければなりません。数マイルの距離ならば、現場まで歩いて移動してもよいでしょう。

 

車の相乗り

 

自動車が現場への唯一の交通手段かもしれませんが、その使用を最低限にするよう努めましょう。ボランティアには車の相乗りを奨励し、使ったガソリン代は割り勘にするように決めておきます。車を相乗りする場合は、事前にきちんと計画を立てておかねばなりませんが、席の割り振りの責任者を決めればうまくいくでしょう。相乗り予定者の座席や住所を登録しておくと便利です。いつ誰が来るのか分かっていれば、効率よく相乗りするボランティアを組み合わせることができます。ステーションワゴンやバンを持っている人がいれば、道具の運搬に活躍してもらいましょう。

 

相乗り計画の唯一の欠点は、急な参加者への対応が困難なことです。突然の参加者のために座席を空けておき、待ち合わせ場所を宣伝しているグループもあります。

 

ボランティア所有の自動車がグループのために使われる場合、保険が適用されるのかどうかについて、保険会社に契約書の内容を確認します。保険会社によっては業務用の保険への加入を強制する場合もありますが、ボランティア活動を「社交上の、家庭での、娯楽のための使用」に該当すると見なしている保険会社もあります。

 

小型バスやバンの有料レンタル

 

小型バスやバンの有料レンタルは、多くの場合、最適な解決策です。ボランティアのチームと道具ならば、通常1台のバンで事足りるはずです。小型バスは様々な方法で手に入れることができます。

 

1. BTCVでは、地域グループのために、料金をマイル毎に設定して利用できる自動車を、週末に借り上げています。BTCVのバンを借りる場合には、運転手はBTCVのドライバーカードを保持していなければなりません。このカードを保持するには、21歳以上で、違反がなく、BTCVの小型バス運転手テストに合格しなければなりません。詳細は地元のBTCVオフィサーに問い合わせてください。

 

2. BTCVが援助できない場合は、地元のコミュニティー交通グループに問い合わせてみましょう。このような団体のネットワークは広がりつつあり、あなたのグループのような団体に対して特別に交通手段を提供しています。地元の図書館に行けば団体の住所が見つかるはずです。しかし、ボランティアや道具を載せる余裕があるのかどうか、まず最初に調べなけばなりません。そのような団体も運転手にテストを課しています。

 

3. 地元の学校や大学は通常小型バスを所有しています。学校の場所、学校所有の小型バスを利用できるか否かや、問い合わせ先を調べるのに手間がかかるかもしれません。粘り強く、「いいえ」という答えをすぐには鵜呑みにしない人に、この仕事を担当してもらいましょう。あなたが学生グループの会員の場合は、調べるのはずっと楽になります。しかし、大学のバンを借りるには、必ず早めに予約するようにしなければなりません。

 

4. 交通機関の問題が生じた場合には、依頼者に頼んでみましょう。地元の行政当局は、田園公園や自然保護区と同様に小型バスを所有しています。

 

5. 週末の作業ならば、ウィークデーにしか社有車を利用しない地元の企業にも問い合わせてみましょう。

 

 

 

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