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地方だより

 

火災予防はぼくたちの手で

愛媛県・八幡浜地区(事)

 

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八幡浜地区消防本部では、去る5月21日(木)午後3時20分より、平成10年度八幡浜市少年消防クラブの入会式を実施しました。

同クラブは市内の4小学校から組織され、今年度は継続クラブ員24名に、新規クラブ員53名が仲間に加わり77名となりました。会場となった消防本部大会議室も、この日は元気な子供達の姿でうめつくされました。

式では、ちょっぴり緊張した面持ちのクラブ員達に任命書、バッチ、手帳の交付をした後、クラブ員による「ちかいのことば」の宣誓をしました。また、来賓の方々から御祝辞等を頂き、一年間の活動へ、期待に胸ふくらませている様でした。

当クラブでは、6月13日(土)に学校の休日を利用して、消防についての基礎学習と各学校の交流を目的とした学習交流会を実施しました。その後も一泊二日の野外研修会、防火パレードや出初式での演技披露等多数の行事に取組み、消防への理解を深めてゆきます。

 

幼年消防クラブ員の一日体験入署を実施

奈良県・西和(組)

 

西和消防組合消防本部(消防長 野村 俊博)では、7月14日(火)管内の王寺町にある黎明保育園と片岡の里保育園及び平群町にある平群幼稚園の幼年消防クラブ合同による一日消防士体験入署を実施しました。

この行事は、幼年期から火の取り扱いに対する知識をしっかりと持ってもらうことを目的に、毎年実施しており、今回で6回目となります。

最初に、野村俊博消防長の「小さな頃から防火に対する意識をしっかりともっていただくとともに、皆さんが一つの輪となって楽しく元気に頑張って下さい」との挨拶の後、ちびっこ消防士(124名)が4グループに分かれて訓練礼式、ロープ結索、紙風船を水に見立てたバケツリレー、放水訓練等を体験しました。

ちびっこ消防士にとっては全てが初めて体験することばかりでしたが、試行錯誤しながら一生懸命に取り組んでいました。

放水訓練では、ホース先端に取り付けられた筒先から勢いよく飛び出す水に歓声をあげたりする一方、訓練礼式、ロープ結索では少し難しかったのか悩みながら取り組む、ちびっこ消防士もいました。

訓練が終了する頃、ちびっこ消防士の姿には「僕も大きくなったら火事や事故から人を守るんだ。」とかわいさの中にもたくましさが感じられました。

最後にクラブ員全員で「私たちは火遊びはしません。」と防火宣言の唱和を行った後、消防長より修了証書と記念品が手渡され子供たちは大満足の様子でした。

これから将来を背負って行く、ちびっこ消防士達の中に防火防災意識が芽生え、幼年消防クラブ員にとっても素晴らしい思い出に残る日になったものと思います。

 

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