去る平成10年7月16日(木)から17日(金)の2日間にわたり、東京都港区の日本消防会館において、市町村婦人防火クラブ幹部研修会が開催されました。
この研修会は、市町村婦人防火クラブの幹部が約100名参加し、研修会を通じて幹部自ら研鑽に努め、リーダーとしての決意を新たにして、婦人防火のより一層の飛躍と防火活動の活性化を図ることを目的として開催されました。
研修会1日目のプログラムに入り、先ず日本防火協会上本常務理事が挨拶、つづいて徳田会長の講話では、「社会に於ける人との和、家庭の中での主婦としての地位、そして生活していく中で、安全安心な街づくりのため絶えず自分自身を見つめていかなければならない」とお話いただきました。
その後講演に移り、公務多忙の中を御出席いただいた滝沢消防庁次長から、「最近における消防行政の動向」について、講演いただきました。(消防庁次長の講演要旨は別掲の通り)
つづいて、労働省藤井龍子女性局長が『これからの女性の生き方』と題して、事例等の説明を含めながら、21世紀に向けた女性の将来像について、たいへん分りやすく講演いただきました。休憩後、体験発表が行われました。今回は、宮城県山元町婦人防火クラブ連合会齋藤孝子会長、栃木県宇都宮婦人防火クラブ連合会岡本貴美子副会長、富山県野積婦人防火クラブ谷井重子副会長、熊本県星光園婦人防火クラブ中嶋京子委員長がそれぞれの市町村の活動状況について発表されました。
翌日は、課題討議が4グループに分けて行われました。
午後からは、東京都墨田区本所にあります、「防災館」の施設見学を実施しました。
全国の市町村から多数参加してくださり、みなさんのご協力をいただきましてたいへん有意義な研修会となりました。