日本財団 図書館


なお、本年は、伊勢湾、三河湾において中部国際空港の建設、中山水道の浚渫といった大規模プロジェクトが開始される予定となっており、これらの工事に伴い作業船等の航行も多くなり、海域の環境等も若干変わることが予想されますので、このような状況にも留意して、安全活動を推進していただくようよろしくお願いいたします。

最後に、協会の運営にあたりまして、財政あるいは事業等の難問が山積みしているなか、役員の皆様を中心として協会の事業を推進しておられることに対しまして、敬意を表するとともに、貴協会のますますの御発展と皆様の御多幸を祈念しまして年頭の御挨拶と致します。

 

003-1.gif

 

海上レジャーと気象

気象解説家

島川甲子三

 

地球の海の誕生と役割

 

宇宙に原始地球が生れたのは、四十六億年という超大昔ですが、出来たての地球は火の玉で、小さな惑星が次々と衝突しては融け込み、地球の基本的な成層構造が出来たのが四十五、五億年前です。その当時、巨大な隕石が落ちると、そこは高温になり、隕石に含まれていた揮発成分が蒸発して原子大気がつくられ、隕石衝突のエネルギーと、原子大気の温室効果によって、溶融岩石海洋(マグマ・オーシャン)が生まれました。そのマグマオーシャンから鉄分が底、即ち地球の中心に沈み込んで行き、やがて高温の核になりました。地球の核(地核)は現在でも約六千度もあり、この熱で地殻の下のマントル(石))が流動して、地震を起こす原因となっています。(図A参照)そのような大昔のホットな地球では、原始大気が激しい対流活動を起こして、上空で冷やされた水分は雨となって降り、地面近くではマグマオーシャンに熱せられて蒸気となり上昇することを繰り返しました。

 

003-2.gif

図(A) 45.5億年前の地球

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION