日本財団 図書館


9. ルールとマナー

 

海は陸上のように道路と運動場と工場等の敷地や畑がはっきりと分かれていません。海水浴、ウインドサーフィンやダイビングのほかにマリンレジャーを楽しむ人々はもちろん漁業関係者、商船乗組員のように海上に生活の基盤を置いている人たちもいます。

そういう人たちと、トラブルなく海で楽しむためには基本的な海の法律を知っておくことがマナーです。

海の法令は「小型船舶操縦士」などのライセンスをとる時、必ず習うものです。しかし、ダイバーは是非知っておく必要がありますので以下に代表的なものについてその内容を説明します。

(1) 海上衝突予防法

海上における船舶の衝突を予防し、船舶交通の安全を図ることを目的とする法律です。国際規則に準拠しております。

ダイバーとかかわる部分があります。例えばボートなどを使って船舶が航行する海域でダイビングする場合にはブイや国際信号旗のA旗を表す信号板を掲げることが明記されています。(法第27条第5項)

これは浮上した時にダイバーと他の船舶などが衝突するのを防いでくれる法律です。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION