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4] 衝突を避けるための動作……8条

衝突するかもしれないと思ったら、早く、大きく舵を切るか、エンジンを止めるのが最も安全です。この場合舵を切る方向に他の船が居ないかどうか確かめることが必要です。

5] 狭い水道等……9条

狭い水道や航路を走るときは、できる限り右側を走り、帆船や網を引いている漁船がいたら、これを避けなければなりません。また、途中で錨を降ろしてもいけません。

更に、見通しの悪いところではスピードを落とし、汽笛を鳴らすなどして十分に注意する必要があります。

 

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6] 帆船同士の航法……12条

ヨット等の帆船と帆船が接近して衝突するかもしれないときは、次のルールに従って下さい。この場合の風上は、メインスルの張っている側の反対側です。

ア. 風を受ける舷が違うときは、左舷に風を受ける帆船が、右舷に風を受ける帆船の進路を避けなければなりません。

イ. 風を受ける舷が同じときは、風上の帆船が、風下の帆船の進路を避けなければなりません。

ウ. 左舷に風を受ける帆船は、風上に他の帆船を見る場合、その帆船がどちらの舷から風を受けているか判らないときは、その帆船の進路を避けなければなりません。

 

 

 

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