10.2.1.2
この手順をさらに4回繰り返し、少なくとも5サイクル以上のデータを得る。
サイクル毎にこのデータを記録する(例えば最初の3回のサイクルそれぞれについての吸着油は、Os1、Os2、Os3)。
10.2.2.1
各飽和サイクル後に吸着材が補足できる油の総量は変性の尺度であり、最初の飽和で吸着した油の百分率として報告する。
10.2.2.2
吸着した油の総量に基づき各サイクルについて、吸着比を次のように計算する。
吸着性(重量)=Osx/So
吸着性(容積)=Osxv/Sov
Osx:各サイクルの油吸着重量
So:吸着材の最初の乾燥重量
Osxv:各サイクルの油吸着重量/油の密度
Sov:吸着材の最初の乾燥重量/吸着材の保管密度
10.2.2.3
2回目のサイクルの、最初のサイクルに対する油容量は、(Os2/Os1)となる。
3回目は、Os3/Os1となる。
残りのサイクルも最後まで同様に行う。各サイクルについてデータを報告する。
10.2.2.4
次のように、各サイクルについて計算する。
(Osx-Onx)/Osx
10.3 搾り機抽出
サンプルを9.2に示すように作成する。ただし、サンプルは16×18cmに切断する。
この手順は軽質油、中質油、重質油に適している。
使用するローラーの長さは、サンプルを折り畳まずに十分に絞れるものとし、直径は3〜10cmとする。ロール間隙1cmあたり4kgのレートで圧力を加える。
10.3.1
手順、9.2に示すように乾燥サンプルを計量し、飽和後油切りし、再度計量する。
吸着油量を計算する(Os)。5〜10cm/sの速度で飽和吸着材をロール間隙に通す。このサイクルを4回繰り返し、少なくとも5サイクル以上のデータを得る。