御挨拶
秋色いちだんと深まる湖都大津は、まさに秋たけなわの好季節を迎えております。
このたび、第二十九回「笑いの文化づくり」チャリティー公演を盛大に開催され、地元の社会福祉協議会といたしまして心から感謝とお礼を申し上げます。
この催しは、社団法人日本喜劇人協会が、日頃、笑いの芸能を観覧する機会の少い障害児者及び交通遺児の皆さんや、お年寄りたちに、笑いと歌のバラエティーショーをご覧いただき、多くの皆さんとの交流を深め、生きがいと健康で明るい毎日を送るための糧にしていただけたら、との願いのもとに開催されたものでございます。
地域福祉推進の根底は、小さな地域を単位とし、お互いの思いやりと助け合う福祉の心を大切にする市民一人ひとりの善意を暮らしに生かしていくところにはじめて成り立つものと考えております。
このたびのチャリティー公演の開催を機に、また、本年は、大津市制百周年という記念すべき年であることの意義をふまえ、みんなが幸せで明るく暮らせるまちづくりに邁進してまいる所存でございます。
終りになりましたが、本公演の開催にあたり、ご協賛をいただいた多くの善意と、浄財をお寄せくださった関係団体の皆様がたに対し、衷心よりお礼を申し上げ、ご挨拶といたします。
平成十年十月十八日
社会福祉法人 大津市社会福祉協議会 会長 大塚英一
