●タブ残し仕上げ:-
部材形状をタブ付にして、仕上げが適用される。
2)手溶接では、タブは必須条件ではない。始終点はビードを上手く盛り上げれれば、問題はない。ただ、タブがあればあったで溶接は容易、安心ではある。
したがって、タブ残し仕上げが適用される部分があれば、それは他の目的と抱き合わせのようである。例を[図2.1.13 切口合せタブ]に示す。
この例では、別部材に半裁されたMH相互の接続が目的であろうが、狭い囲閉された中にあり「タブなし」としたい。切口が僅か食い違ったとしても、いずれグラインダー掛けの時、軽く削り合わせれば済むことである。MH形状には、普通さほど厳密な精度は要求されない。
以上、切断の位置:トーチ経路、伸し、仕上げ…などの工作法と表現につき述べた。
次は、その位置での切断(端)面の詳細に入ろう。