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写真1 データ収録装置箱

 

2.2 データ収録用プログラムソフトの作成と確認

上記2.1で構成したコンピュータハード上で、動作するプログラムソフトを作成し、その動作を確認した。

1) OSとしてWINDOWSを採用した。それにより、WINDOWS自体が有しているマルチタスク機能や通信機能(電話回線を利用したモデムによる通信)を利用して、今後本機を発展させることが出来る。

2) データ収録動作が継続し、メモリカードのメモリ容量が一杯になったときは新たな書き込みはしないようにした。

3) 機関回転数と燃料ポンプラック位置の入力値の関係から推定出力を算出し、その値をデータとして収録するようにした。

ただし、機関回転数、燃料ポンプラック位置、出力値の関係は個々の機関で異なり、このデータは機関メーカより提供されるが、データ処理・解析用のノート型パソコンによりメモリカードに予め書き込んでおき、このメモリカードを収録装置に使用するものとし、収録装置のコンピュータがこのデータを読み込み、収録中のデータとの関連において演算するようにした。

また、その値が定格負荷および舶用特性曲線に対していかなる割合になるかを、各々「定格負荷率」および「回転数負荷率」として算出し、データとして収録するようにした。

 

 

 

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