表6.2がございますけれど、このような国でございますけれど、国際線の便数が非常に多くて、週88便ということで、1日十数便飛んでおります。バンコクが35便、1日5便ほど。ただし、距離が短くて、ジェット機で1時間、プロペラ機で1時間半ぐらいで行きます。東京─大阪間ぐらいのものだと思います。そんなようなところでございまして、ホーチミン市までは、プロペラ機で45分ぐらいで行きます。したがいまして、国際線といいつつも、こういう陸の小さい国でありますと、日本の国内線と同じような感じでやっております。
それ以外にもう1つ、ジェムリアップというアンコールワットのところの空港がございまして、これが2,500メートルの滑走路がありますが、照明施設とか、航行援助施設とか何もないものですから、これについてアジア開発銀行、それから日本の援助をもちまして、ターミナルビルをつくったり、照明施設をつくったりしていこうということになっております。
今お話しいたしましたのが、セクター別でありますけれど、このほか、先ほどのプノンペンは、大変交通混雑がはなはだしいものですから、都市交通、これをどうするかということが大きな課題になっておりまして、こちらのJTCAのほうでもいろいろ一緒に勉強されたりしておりますし、また、日本みたいに港がすぐその貨物の需要地であるというようなところはいいわけなんですが、港と需要地が離れておりますと、いかに海運と陸とを一貫輸送するかというのが大きな課題でございますので、複合一貫輸送ということで、ドライポートみたいなものを、内陸通関施設、こういったものをつくってサービスをよくしよう、こんなことも進められております。
以上のようなことで、ちょっと前段の背景の話のほうが長くなり過ぎて申しわけなかったんですが、カンボディアの運輸・交通の状況というのは大体以上でございます。
【男竹理事】 ありがとうございました。
大変興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。お時間が少々ございます。質問がございましたら、どうぞご遠慮なく。川上さんもいらっしゃいますので、ミャンマーの件でも結構です。どうぞご遠慮なく。
ないようですので、それでは、ありがとうございました。
【川上講師】 どうもありがとうございました。
【男竹理事】 この後、場所を変えまして、懇親会といいますか、個別にお話をしていただいても結構でございます。お時間のある方はごゆっくりご歓談いただければと思います。きょうは運輸省の方もおみえですし、協会のスタッフ、理事長以下いますので、いろいろとお話ししていただければと思います。
本日はありがとうございました。(拍手)
次回は、10月に第3回目を予定しております。日程が決まりましたら皆さんにご案内したいと思いますので、またご参加いただければと思います。
本日はどうもありがとうございました。
─了─