日本財団 図書館


・建築設備
 (1)換気設備
 屋根の換気モニターと窓で対応できるが、溶接のヒュームはダクトを配備して強制排気をする必要がある。

 (2)照明設備
 照度は全般的に100LX〜200LXを確保したい。

 (3)非常照明
 火災時の床面照度は資材置場、生産施設以外の床面で1LXを確保する必要がある。
 (4)排煙設備
 免除申請の条件は「機械製作工場、不燃性の物品を保管する倉庫その他それらに類する用途に供する建築物」である。本建家はこの条件に該当する要 素があるが、計画時に所管の役所の指導を受けなければならない。

 (5)給排水設備(事務所、湯沸室、便所、手洗場)

・消防設備
 (1)屋内消火栓
 (2)自動火災報知設備
 (3)誘導標識

・その他の防災対策
 建家内の船は、ある意味において「部屋」である。もし、建造中の船に火災が生じた場合、船と建物をトータルとして捉え、避難経路をどのように確保 をするのか、そして消化活動はどのようになされるのかなどの対策が必要である。




前ページ    目次へ    次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION