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〈作業の終了〉

(1) 補給作業が終了したらエア押しを行い、パイプやホースに油が残らないようにすること。また、タンクが満載状態に近いときは、過度のエア押しをしないこと。

(2) 相手の船や陸上に連絡し、相手が送油を停止したことを確認してから各バルブを閉めること。

(3) ホースを取り外すときには、油受けを用意し、ホースを取り外したら取り外し口に必ず蓋をすること。


(2) 燃料油補給時の事故例
 燃料油補給時に生ずる漏油事故の主な原因は次のとおりです。

これを参考に、事故を起こさないよう十分な安全対策をとってください。


(3) 燃料油のシフト

 (1) 作業責任者を決めておくこと。
 (2) 作業計画を作って、作業の分担及び作業の内容をよく検討のうえ打ち合わせを行っておくこと。
 (3) 弁を操作する者は、パイプ系統や弁の操作を十分知っておくこと。
 (4) セットリングタンクのエアパイプの位置をよく知っておくこと。
 (5) セットリングタンクから燃料油タンクに通じるオーバーフロー装置に異常のないことを確かめておくこと。
 (6) 燃料ポンプの発停に異常がないか確かめておくこと。
 (7) オーバーフロー装置を持たない小型船では、常に油面計を監視しタンクがいっぱいにならないうちにストップすること。
 (8) タンクからタンクヘ移行するときには、たびたびサウンディングを行うこと。

 

 

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