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ごあいさつ

 

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財団法人 日本太鼓連盟

会長 吉野和男

 

財団法人日本太鼓連盟には全国47都道府県のうち、現在29道府県が支部として加盟しております。また、加盟団体は700チームを上回り、会員総数も2万人を超えております。このような中、第4回日本太鼓全国講習会が、日本財団の補助事業として首都京都において開催されますことは誠に喜ばしいことであります。

ご高承のとおり、日本太鼓は日本の伝統音楽として、地域社会における評価が高まり国内で目覚しい発展を遂げております。特に、太鼓に向かう真摯な態度や団体演奏に必要なチームワークの大切さから、礼と節が備わることが評価され、子供から高齢者まで幅広く愛好されるようになりました。また、太鼓の演奏は、「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、昨年はドイツ、キューバ、コスタリカ、アメリカ、イギリス、クウェート、カタール、南アフリカの8ヶ国で公演を行いました。当財団といたしましては、国内外を問わず、これからの日本太鼓の普及、発展を図っていくため多くの太鼓愛好者を視野に入れ、積極的に事業を展開していく所存であります。

この講習会は、日本太鼓の指導者育成と太鼓技術の向上を目的として行うものです。また、同時に実施する財団の資格認定規程に基づく公認指導員及び技術認定員試験は、太鼓界を担う指導者づくりとして非常に重要な事業であります。現在、公認指導員は特別2名、1級17名、2級73名、3級100名の総数192名、技術認定員は2級7名、3級35名、4級63名、5級486名の総員591名となり、これらの資格取得者は全国各地で活躍しております。

今回の京都府での講習会の開催は、昨年6月に支部として加盟して間もない京都府太鼓連盟の主管により行われるもので、富治林会長をはじめとする会員の皆様の熱意に敬意を表する次第です。

最後になりましたが、今回の講習会開催にあたり、ご後援、ご協力いただきました文化庁、京都府、井手町、日本財団、(財)日本音楽財団はじめ関係各団体、そして指導にあたっていただく講師の皆様に心からお礼申し上げます。

 

 

 

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