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林英哲

太鼓奏者

'52年生。『佐渡・鬼太鼓座』『鼓童』創立以来のトップ・プレイヤーとして11年間活動後、独立。以来、前例のない和太鼓ソロという分野を開拓し、芸術ジャンルを超え幅広く国内外で活躍中。CD、ビデオ多数。著書に「あしたの太鼓打ちへ」(晶文社刊)ほか。第47回芸術選奨文部大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。'98年秋、モスクワ・チャイコフスキーコンサートホールにて日本の太鼓奏者としては初めてのソロコンサートを行う。その後、初の国内4大都市コンサートツアーを実施し大好評を博す。このコンサートツアーの模様を記録した異色のライブビデオ「ドキュメント万零」が現在好評発売中。今年1月には大阪城ホールにて自らプロデュース、構成、演出による「<にっぽんの太鼓フェスティバル>いつか海となり〜海の聲、大地の響き」に英哲風雲の会と共に出演。春には三重県の依頼により「熊野古道」を題材にした太鼓合奏曲の創作や、小澤征爾指揮のボストン交響楽団との共演、夏以降には東南アジア、ヨーロッパと海外ツアーの後、昨年に引き続き国内コンサートツアーも決定している。

 

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古屋邦夫

(財)日本太鼓連盟技術委員長

長野県太鼓連盟事務局長

制諏訪太鼓保存会副会長

(財)日本太鼓連盟1級公認指導員

〇1948年9月14日岡谷市に生まれる。

〇1967年6月に御諏訪太鼓に入門、宗家小口大八氏に師事、以来今年で太鼓歴32年を数える。

1970年より宗家小口大八氏と共に岡谷太鼓の指導を始める。信州太鼓連盟(現在の長野県太鼓連盟)の発足に携わる。

〇1978年10月、長野県やまびこ国体で集団演技太鼓の部で県内チームを指導する。以降、各地の団体を指導し、その数170チームを数えている。また、海外でも数多くの公演を行い多くの海外チームを指導している。

〇昨年2月に開催された長野冬季オリンピックにおける閉会式の太鼓演奏や2千人太鼓等の指導を行った。

 

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細谷一郎

現代音楽演奏家

日本音楽著作権協会会員

三重大学講師

「ミラクルパーカッションアンサンブル」音楽監督

(株)夢プロジェクト取締役

1976年国立音楽大学打楽器品卒。岡田知之氏に師事。邦楽鳴り物を藤舎華風氏に師事。在学中よりハンガリー交響楽団、NHK交響楽団ほかで様々な経験を積む。

Tomoyuki 0kada Percussion Ensembleに結成時より参加。多くの初演や、作・編曲を提供する。同Ensembleでは、1978、80年度文化庁芸術祭優秀賞、1980年度レコードアカデミー賞、音楽の友社賞を受賞。

邦楽で「Pro Musica NIPPONIA」正団員として、Leipzig Gewanthous Orchestra、Helsinki philhamonieと共演。同団では、1991年度モービル音楽賞を受賞。又、外務省派遣等で海外30カ国以上で公演。他に国立劇場依頼による出演・指導・作曲等や、和太鼓では林英哲氏と国内外の公演及び作、編曲の提供がある。

最近では国家行事への作曲や音楽監督もつとめている。和洋に通じたマルチプレイヤーとして活躍中。現在「細谷一郎、松原賢スーパープロジェクト環」を主宰

 

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水野修孝

作曲家

千葉大学教授

東京芸術大学音楽学部卒

よく演奏され知られている作品にはオペラ〈天守物語〉〈ミナモ〉等。 ミュージカル〈泣きたくなったら笑うんだ〉。オーケストラ作品では3時間を要する大作〈交響的変容〉、(この第3部は1984年に林英哲さんがカーネギーホールで日本大太鼓の独奏パートを演奏し彼のソロデビューとなった)。3つの交響曲、交響詩〈夏〉等、合唱組曲〈あしたのオデッセウスたち〉や〈小さなホメロスたち)、打楽器の作品は非常に多く、1984年から3年連続して国立劇場の「日本の太鼓」で委嘱を受けた〈鼓の合気)、〈鼓身〉、〈天の鼓・地の鼓〉、をはじめティンパニーと日本大太鼓のための〈鼓動〉や8人の打楽器奏者のための〈鼓〉がよく知られている。

作曲活動はジャズや劇音楽等幅広く、作品は日本各地だけでなく、ドイツ・スイス・オーストリア・ギリシャ・オランダ・イタリア・アメリカ・ブラジル・コロンビア・台湾等世界各地で演奏されている。

 

 

 

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