古代より神話と歴史のロマンに彩られた島根県仁多町。
豊かな自然に恵まれた斐伊川の上流奥出雲地方は、かつて日本古来の製鉄法「たたら製鉄」の全国有数の産地として栄えた。
仁多乃炎太鼓は、このたたら製鉄を象徴する神秘的で強烈な「たたら製鉄」をテーマに創作した地方では稀な舞太鼓のスタイルを持つ和太鼓である。
この太鼓は仁多町が平成3年に、我が国を代表する和太鼓奏者飛鳥大五郎氏に作曲振り付けを依頼し、地域活性化と当町を代表する郷土芸能にと創作したものである。
未来を担うふるさとの若者たちによる勇壮バチさばきは、鉄師の魂の響きと、激しく舞う炎の神秘的な感動の世界を呼びおこす。
34] 出雲広瀬尼子太鼓(いずもひろせあまごだいこ) 島根県 演奏曲 尼子二百万石太鼓(あまごにひゃくまんごくだいこ)
戦国の世に、知略戦略に優れた尼子経久の居城月山富田城は、80年の尼子時代を含め、400年の長きにわたり、絶大な力を誇っていた城下町広瀬町は、尼子の盛衰を讃えて、町の若者の参画を得て昭和56年尼子太鼓を創設した。
以後、町内外で公演活動を行っていますが、特に1993年6月アメリカアリゾナ州フェニックス市で初めて海外公演を行い、大変好評を得て熱烈な歓迎を受けました。
又、昨年はNHKの大河ドラマ「毛利元就」の放送により元就の宿敵尼子氏が注目され、「尼子太鼓」の出演依頼が殺到いたしました。
奏者全員、鎧甲に身を固め、戦国さながらの勇壮ないでたちで演奏します。