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燃料消費率Beを204g/kWh(150g/PSh)とする。燃料1kg当たりの排出量(A)は、NOx排出率(g/kWh)を、Beで割り0.04Nm3/kg-Fuelと計算できる。

17g/kwh÷204g/kWh×1000=83.3g/kg-Fuel≒0.04Nm3/kg-FuelMDO(C:86.9%、H:12.6%、S:0.5%、N:0.05%)1kg当たりの理論燃焼ガス量(乾き)は、10.4Nm3/kg-Fuel、空気比は、2.625=0.21/0.21-0.13より、理論排ガス量(B)は27.3Nm3/kg-Fuel、NOx濃度はA/Bで計算される。

0.04(Nm3/kg-Fuel)÷27.3(Nm3/kg-Fuel)×106=1,490ppm

 

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図4.1-1 IMOのNOx規制案

 

イ.SOx規制案

SOxについては、日本船籍の船舶では低質燃料によるトラブルを避ける目的で一般に3%以下程度の燃料の使用を自主的に管理しているために、今回のグローバル規制で燃料種の変更の必要が出てくる可能性はごく少ないと考えられた。

 

表4.1-2 SOx規制案の内容

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