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(5)CO

各カテゴリーにおけるCO排出係数は以下の値とした。燃焼状態により大きく影響することが予想されるが、排出データの蓄積が少ないことから、ディーゼル機関全体で一定とした。実船実験では、定常状態でのCOの排出係数は2サイクル機関で2.3、4サイクル機関で2.8g/kg-Fuel程度であった。Lloyd's の調査結果においては、8〜9g/kg-Fuel程度が、CIMACでは7.4程度が報告されている。実船計測においても、トランジェント時には、100g/kg-Fuel程度の値が観測されており、トランジェント時には大きな値になることが予想される。

ここでは、世界のバンカーについては、国内、日本周辺よりも定常状態が多いことが期待できるが、トランジェント時の割合は同等と考え、一律に9g/kg-Fuelとした。

 

表3.4-19 日本国内におけるCO排出係数

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表3.4-20 日本周辺における外航船舶のCO排出係数

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表3.4-21 世界全体におけるCO排出係数

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