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表3.3-38に推定した世界の漁業による燃料消費分を示した。参考としてOECD資料に示された日本とOECD諸国全体及び非OECD諸国(一部の国についてはデータ未掲載)における農林水産業の燃料消費量についても示した。Gas/Diesel Oil、Heavy Fuel Oil、Motor Gasolineの合計値でみた農林水産業消費分に占める漁業の割合は日本が49%、世界が12%であった。日本が世界でも有数の漁業国であることを考慮すると、世界の農林水産業消費分に占める漁業消費分の割合が日本よりも低いことは実態に即しているものと考えられた。したがって本調査では今回の試算が概ね妥当であるとみなし、世界の漁業による燃料消費分の合計を12.86×106トンとし以降の排出量計算に用いることとした。

 

表3.3-38 漁業による燃料消費量の推定結果(1995年)

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注)農林水産業消費分としてGas/Diesel Oil、HeavyFuel Oil、Motor Gasoline消費量を示した。括弧内の数字は農林水産業消費分に占める漁業の割合である。

Gas/Diesel OilはMDO、Heavy Fuel OilはMFOに相当する。

*出典:Bulletin of fishery statistics 1995(FAO,1997)

**出典:Energy Statistics of OECD Countries 1994-1995(OECD/IEA,1997)

***出典:Energy Statistics and Balances of Non-OECD Countries 1994-1995(OECD/IEA,1997)

 

 

 

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