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(3) 分野別にみたプロジェクトの動向

各分野別に「経済水域・資源採取の場としての海洋」に関連した研究開発プロジェクトの動向をまとめた。

 

1] 水産資源

「漁場」、「幼稚仔」、「漁場環境造成制御」に関しては、水産庁が中心となり、個々の規模は小さいが極めて多数のプロジェクトが実施されている。内容的には、「海洋科学」の中の「海洋生物」や、「産業活動の場」の中の「水産業の場」と区別しがたいものも多数含まれている。

 

2] 海洋資源

「海洋資源」の「深海底鉱物」に関しては、マンガン団塊について2件プロジェクトが実施されている。また、「メタンハイドレート」についても、その生成過程の研究を中心として3件プロジェクトが実施されている。これらは、いずれも通商産業省が中心となっている。一方、「石油」については、石油公団により、石油の探鉱から生産性向上に至るまで多数のプロジェクトが実施されている。「天然ガス」に関しても同様に石油公団が取り組んでいるが、海洋との直接の関係が見出されなかったため、今回の抽出結果からは外れた。また「深層水」については、海洋科学技術センターにより、その有効利用および汲み上げ技術に関するプロジェクトが規模は小さいものの実施されている。

 

3] 沿岸域マネジメント

「経済水域管理」、「沿岸管理」いずれについても、該当するプロジェクトはみられない。

 

 

 

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