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4.4で述べたように艤装FLは幅広く表現することを主体として拡張したので、全体として艤装システムについても、属性情報に関してはかなりの範囲のデータ交換が可能である。

 

5.4.3 データ交換機能の構成

図5.4-2にデータ交換機能の構成を示す。既存CADとGPME PMとのデータ交換機能は、ACIMリファレンスアーキテクチャに従って、次のようなコンポーネントから構成される。

 

156-1.gif

図5.4-2 データ交換機能の構成

 

(1) GPME PMアクセスサービス

ACIMリファレンスアーキテクチャにおけるGFそのものである。PMへのインスタンスの作成、PMからのインスタンスの取り出しはこのサービスを利用して行う。

(2) データ交換制御プログラム

ACIMリファレンスアーキテクチャにおけるAPの具体例の一つである。GPME PMアクセスサービス、CADリポジトリアクセスサービスのクライアントとなり、実際のデータ交換処理を行う。データ交換制御プログラムは造船所の各CADに依存せず、共通に利用可能なプログラムである。

(3) CADリポジトリアクセスサービス

ACIMリファレンスアーキテクチャにおけるLAのラッパーの具体例の一つである。LAである造船所の既存CADに対して、CADへのデータの送り込み、CADからのデータ取り出し機能を持つ。CADリポジトリアタセスサービスは、各CADシステムに依存しない「共通部」と各CADシステムのモデルデータ構造や実装形態に依存する「固有部」に分かれる。

 

 

 

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