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・データ変換ソフトウェアの共通部分の開発を完了させ、PMDBの拡充に追従させた実証用データ変換ソフトウェアの設計と開発を行う。また、拡張された実用プロダクトモデルの検証用アプリケーションを試作する。

平成11年度:

・ORBその他の知識共有、協業作業支援の機能を、前年度に確立した実現法に基づいて実装する。船殻構造EFLと艤装品機器・配管EFLを実船レベルに拡充することを完了させ新EFLとして完成する。

・実証用データ変換ソフトウェアの開発を完了し、造船用CADとのデータ交換実験を行う。拡張されたPMDBの下でORBを機能させ、知識共有環境の高度化の検証と高度造船CIMの実現レベルを評価する。

 

0.3 実施体制

本事業においては、(財)シップ・アンド・オーシャン財団に開発運営委員会を設置し、その下に開発推進委員会、システム技術ワーキンググループ(WG)、開発専任チームを設け、必要な作業を行う。

それぞれの役割を以下に示し、また、全体体制は図0.3-1の通りである。

(1) 開発運営委員会

開発研究の実施に関する基本方針の決定、進捗状況の監督、研究成果の評価等重要事項について審議決定を行う。

(2) 開発推進委員会

1] 基本方針及び開発運営委員会の指示に従い、開発研究の目標を課題別に可能な限り具体的に設定した開発研究実施計画及び具体的な活動方針を策定し、システム技術WG及び開発専任チームに対し指示を与える。

2] システム技術WG及び開発専任チームからの報告を受け、審議し、適宜指示を与える。

3] 開発運営委員会に対して、開発研究の進捗状況を報告する。

(3) システム技術WG

1] 造船所のニーズの把握及び開発専任チームから検討を依頼された事項についての調査検討を行うことによって、開発専任チームによる高度造船CIMの具体化を支援し、方向の調整を行う。

2] 開発専任チームと一体となり、高度造船CIMの要件抽出、仕様固め及び設計を支援する。

3] 作業経過及び結果を開発推進委員会に報告する。

(4) 開発専任チーム

1] システム技術WGと一体となり、高度造船CIMの要件抽出、仕様固め、設計及び製作を行い、高度造船CIM具体化の方向につき検討を行う。

2] 作業経過及び結果をシステム技術WGに報告する。

 

 

 

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