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2.4 その他

本システムでは、前述の機能以外に以下の機能も備え、防災まちづくりプラン策定作業の円滑化を図っています。

 

(1) 個々のエレメントの詳細データ閲覧 (図19参照)

個々のエレメントの情報、例えば、病院の場合でいうと、住所、連絡先、病床数等といったエレメントの詳細データ(属性)については、データベースソフト(Micro Soft Access97)により管理されていますが、これを地図上で簡単に閲覧することができます。

 

(2) 属性検索(図20参照)

特定のエレメントを指定して、特定の数値を持つものや特定の事物を持つものだけを検索して表示することができます。例えば、図20のように1]の耐震性貯水槽の表示から2]の容量100トンの耐震性貯水槽への検索が可能です。

 

(3) 各評価のオーバーレイ(重ね合わせ)表示 (図21参照)

ある評価と別の評価を重ね合わせて表示することができます。これにより、より総合的な見知から防災まちづくりの問題点・課題のある地域を抽出ことができます。

例えば、図21のように地震動の危険度図と避難性能の評価(避難困難地域)の図とを重ね合わせることができ、危険なところが重なる地域について優先的に防災対策を実施すべきであることがわかります。

 

(4) 印刷

画面に表示された地図情報は、パソコンに接続したカラープリンターで簡単に印刷することができます。印刷された地図には地図の題名及び凡例が付け加えられるので、そのまま防災マップとして活用できます。

 

 

 

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