平成10年度国際協力結核予防セミナー(タイ)報告書
平成10年度国際協力結核予防セミナー(タイ)の実施について、以下のように報告する。
報告者:
島尾 忠男(結核予防会会長、セミナー座長)
青木 正和(結核予防会理事長、セミナー調整･座長)
山崎 厚司(同事業部普及課長、事務一般)
久保田登子(同事業部普及課国際協力室主任、事務一般)
1. 概要
1) 背景:
平成10年11月23日(月)〜26日(木)、結核を中心とした肺疾患の国際学会である国際結核肺疾患予防連合(IUATLD)の学術会議｢第29回IUATLD世界会議(肺の健康に関する世界会議)｣がバンコクで開催され、アジアを中心として全世界から約2千人の専門家が集った。(* 会議プログラム:別添資料1)
これに先立ち、学会本部およびタイ国結核予防会より、同会議の中で毎回行われている、主に若手の専門家を対象者とした Post-graduate Course(卒後研修。計7コース)のうち、｢結核｣を主題としたコースの主催を引き受けてほしいとの強い要望を受けた。
そこで、本会議で結核の占める重要性を認識し、またタイ国の結核対策推進に資するため、この要望に応えて｢結核と結核対策の最新の概念(Modern Concepts of Tuberculosis and its Control)｣というタイトルの下、結核予防セミナーとして実施することとした。
なお、そのほかの6コースは、Basic techniques for research in lung health, Public health nursing to tuberculosis patients in NTP, Skill in the preparation of scientific communications, Basic tecniques in clinical mycobacteriology, Critical care, Lung function testingであった。
2) 開催地:タイ(バンコク)
3) 会期:平成10年11月23日(月)8:30〜17:00
4) 参加者:タイ国及びアジアを中心とした各国の医師、研究者等80名程度
* 参加者一覧:別添資料2(事前登録者のみの名簿のため、上記の人数より少ない)
5) 会場:Shangri-La Hotel (Ratanakosin room)
