第2日目:9月12日(木)
9:00-10:40 5)患者発見(島尾)
11:00-11:40 6)結核対策従事者の結核感染の危険(島尾)
13:00-16:10 7)健康教育とその結核対策における役割-どのようにすると患者が治療を確実に受けるようになるか(島尾、Tsogt)
終了証授与
3. 形式・教材
講義と質疑応答並びに討議・意見交換の形で行われた。
外国人講師の講義部分に関しては、英語からモンゴル語に逐語通訳された。
当日の講義資料は、あらかじめモンゴル語に翻訳された。
参考教材として、「Treatment of Tuberculosis, WHO」 (WHO, 1997)、「Management of Drug Resistance Tuberculosis」 (WHO, 1997)のモンゴル語訳を、また、これに加えて後日、セミナーの内容を「Government Commitment in TB Control」というタイトルでまとめ参加者に配布した。
* これらの教材は本会事業部普及課国際協力室に保管。
4. 講義内容
講義は以下の点に主眼を置いて行った。
1] 世界の結核の現状、モンゴルの結核の現状、結核の基礎の理解
2] 最も費用効果の高い保健施策としての結核対策の理解
3] モンゴルにおける結核対策の進捗状況の理解
4] 結核対策を推進するための具体的方策の検討
講義内容のポイントは以下のとおりであった。
[1. セミナー:結核対策における政府の役割]
1) 結核とは?(島尾)
知事が結核対策については素人であることを考慮し、基礎知識を導入部分に入れた。
・ 感染の形と発病
・ 感染と発病の違い
・ 診断方法-喀痰検査の重要性
・ 治療法-規則正しい服薬の重要性
・ 国家結核対策の重要性
2) 世界の結核の現状とWHOの結核対策の方針(Sudre)