国グループ別の1997年観光動向
(つづき)
■ 1997年の国際観光収入の対前年伸び率が世界で最も高く、1990年から97年までの年平均増加率が2番目に高いのは南部アフリカ開発共同体(SADC)である。
■ 国際観光収入も国際観光客到着数と同様に、開発途上国が世界全体におけるシェアを伸ばした。また、先進国と開発途上国の中間に位置するロシア、旧ソ連邦諸国など中・東欧諸国も、国際観光収入が著しく伸びた。ただし、これらの地域の観光収支デーは集計方式が旧式で、不完全である。
■ 欧州連合と地中海沿岸諸国は、国際観光客到着数、国際観光収入とも1990年から97年の間にシェアを落とした。インド洋沿岸諸国(IOTO)と東南アジア諸国連合(ASEAN)は特に観光収入でシェアを伸ばした。
国際観光収入の国グルニプ別内訳
INTERNATIONAL TOURISM RECEIPTS IN SELECTED COUNTRY GROUPINGS
