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「リアルタイム空地データリンクの研究」調査研究報告書

 事業名 航空保安技術に関する開発調査
 団体名 航空振興財団 注目度注目度5


4.3 変復調部

 

変復調機能とTDMA制御部系統図を図4.3-1に示す。

変復調部はアナログ信号処理を行うAPUユニットを2系統持っている。ここでは、変調用をAPU-M、復調用をAPU-Dと呼ぶ。変調用はユニークワードの付加等を行い、21kHzのIF周波数にD8PSK変調し高周波部へ供給する。

また、受信処理の詳細を図4.3-2に示す。受信された信号は第2中間周波数である21k Hzにダウンコンバートされる。この信号は、I,Q(In-phase,Quadrature)信号に分解され、A/D変換される。この処理により位相情報がディジタル化される。このデータはリングバッファーに蓄えられる。変復調部は先に述べたS1系とS2系のユニークワード検出を行い、シンボル相関が取られた時点でリングバッファー上の復調スタートポイントがAPU-Dユニットに通知される。

APU-Dは通知されたポイントから遅延検波を開始し、0と1からなるビット列が得られる。このビット列はTDMAボードからのタイミング信号によりV/Dバースト・スロットのユーザーデータならばDPU-Dボードへ供給され、Mバースト、Hバースト・スロットのシステムデータならばTDMAボードに供給される。

また検出された4種類のユニークワード種別がパラレルデータとしてTDMAボードとDPU-Dボードに供給される。

TDMAボードは、入力されたビット列を復元の上、FIFO(First-In-First-Out)へ入力する。このデータがFIFOの容量の半分に達するとこれをGOLAY符号の復号処理へ出力し、システムデータとして解読後、通信制御部へ受け渡す。

機上局の場合、この正常なMバーストの受信を持って、をタイミング制御のトリガとする。地上局の場合は、UTCに同期した何らかの同期信号によりタイミング制御を行う。

一方、DPU-Dはビット・スルランブルのデコード、FIFOへの一時格納までは、TDMAボードと同一の処理を行う。この後、ヘッダー部分に施されているGOLAY符号を復号する。このヘッダーが正しくかつTDMAスロットが音声スロットの場合、VOICEユニット・インターフェイスへデータを出力する。スロット位置がデータに指定されたタイミングの場合、ユーザーデータとして通信制御部へ受け渡す。

VOICEユニット及び通信制御部への受け渡しはTDMA制御部から指示されるスロット番号により、受け渡し場所を変え、複数のユーザーに対応する。

 

 

 

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更新日: 2008年11月22日

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