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自治だより No.130

 事業名 地方自治情報啓発研究
 団体名 自治総合センター 注目度注目度5


全国コミニュティシンポジウムINしずおか

増田和義(静岡総務部市町村課地域振興室調整主幹)

 

はじめに

去る2月10日に静岡市内において、自治省、静岡県、(財)自治総合センターの共催により「新時代のコミュニティの創造」をテーマに、全国で初めての試みとして「全国コミュニティシンポジウムINしずおか」を開催しました。このシンポジウムは、今後のコミュニティ活動のあり方と地域におけるボランティアの果たす役割について考えることを通じ、コミュニティ活動の活性化と地方公共団体の自治能力の向上、さらには地方公共団体とコミュニティ活動との連携強化のための方策を模索しようとしたものです。

当日は、静岡県内はもとより全国各地から、行政関係者をはじめ、コミュニティ団体関係者、一般県民など、250人を越えるご参加をいただきました。

主催者挨拶の後、放送大学の倉沢進教授から「これからのコミュニティづくりの課題」を演題に基調講演をいただき、続いて、倉沢教授も加わったパネルディスカッションでは、(株)地域活性化研究所代表の川島正英氏、コミュニティネットワーク協会代表の神代(こうじろ)尚芳氏、夢倶楽部あしたかコアメンバーの鈴木敏久氏、(株)ヒューレ地域計画工房代表取締役の橋立達夫氏、浜松NPOネットワークセンター代表理事の山口祐子氏をパネリストとしてお迎えし、自治省行政局行政課の吉田昭彦主査がコーディーネーターを務められ、「コミュニティ活動の今後と地域ボランティアの役割について」をテーマに活発な議論が展開されました。以下、「全国コミュニティシンポジウムINしずおか」の概要を報告します。

 

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講演中の倉沢教授

 

基調講演

〜これからのコミュニティづくりの課題〜

基調講演で倉沢教授は、これまで約30年にわたるコミュニティ施策を振り返り、コミュニティセンターの建設が、人々の集まる広い座敷を持たなくても、意欲があれば誰でも町内会長やコミュニティリーダーになれる地域の民主化に大きく貢献した一方で、多くの市町村において、コミュニティ施策が集会所を作り、せいぜいリーダー研修会を開いて終わってしまうという形に矮小化してしまったことを反省し、本来のコミュニティというのはどういう目標であったのか、また、それに向けてどうしたらよいのかということを論点に次のように話を進められました。

かつて私たちの生活していた地域社会は、地域の人々がお互いの知恵、労力などを出し合って、素人がお互いに協力して問題を処理する相互扶助システムで動いていた。しかし、今日では、都市を中心に、また、高度経済成長の過程で広がった、専門家にお金を払って物事の処理を頼む専門処理システムで動いている。その結果として、一人一人が自分の能力や個性を発揮して自己実現をしゃすくなり、社会全体としても生産性が局まって豊かな社会になったが、この専門処理システムからこぼれてしまう幾つかの領域が今日私達の直面しているコミュニティ問題になっている。こうした状況を踏まえて、本来のコミュニティの目標とは何かと考えてみると、それは私たちの社会が全体としてこういう社会でありたいと考える社会目標であり、具体的には、先に述べた新旧2つのシステムのいいところをうまく組み合せて新しい生活の仕組みを作っていくことであると思う。

 

 

 

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更新日: 2008年11月29日

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