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38. 稲津義久家住宅 元町2-9

主屋規模(間) 5×6 切妻造・瓦葺 明治32年大火後

軒形式 腕木 庇形式 厚板葺 側面1間下屋付

 

当家の屋号は枡屋といい、昔は餅屋を営んでいたというが、先代、当主とも役人をしていて、餅屋は止めたという。建物は1階正面がアルミの建具に取りかえられ、2階の窓が左右形態を異にしていて、改造がされていることがよくわかる。しかし、内部には蔀戸の溝などが残り、当初の平面がよくわかる。敷地奥に、昭和10年の座敷蔵が残る。

 

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