4. 田中菓子店 城町8-18
主屋規模(間) 3×3 切妻造・金属板葺
軒形式 腕木 庇形式 金属板葺
5. 水林冶晃家倉庫 城町8-19
主屋規模(間) 3×3 切妻造・金属板葺
軒形式 腕木 庇形式 金属板葺
6. 横田喜作家住宅 城町8-19
主屋規模(間) 5×3 切妻造・金属板葺
軒形式 腕木 庇形式 金属板葺
7. 松本恒男家住宅 城町8-19
主屋規模(間) 3×3 切妻造・金属板葺
軒形式 腕木 庇形式 金属板葺
これら4軒の家は、1棟の長屋を棟割形式に分けている。この長屋は、脇本(?)という人の機場としてつくられたと伝わっている。田中家のおばあちゃんは、20年ほど前からここに住んでいるが、前の人は50年ほどいたというから少なくても昭和の初めにはすでに借屋になっていたことがわかる。現在の間口は14間であるが、もとは田中家の西にさらに続いていたという。田中家の西端に袖壁がなく、西隣の駐車場の幅がほぼ3間あるからもう3間続いていて、もとは17間間口であったと考えられる。
また、横田家は5間間口であるが、元は3間で、東側の2間分は別家を取り込んでいる。
松本家以外の3軒は、母屋の表側にほぼ間口一杯の広い土間、その奥に1部屋ないし2部屋をとっている。屋根は4軒で一体の金属板葺であるが、表の下屋庇はそれぞれ若干違っている。あるいは借屋になった際につけられたのであろうか。小屋組に登梁を用いているが、二階の階高は低く、松本家や田中家などには部屋がとられているが、もとは水林家のように、二階に部屋はなく、物置であったとみてよい。