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→出動回数は7回(隊)、延べ14世帯分。

→ボランティア保険がようやく適用対象に。

○新潟県ボランティア講座の皆さんが雪国ボランティア体験に。

→平成9年2月、1泊2日の日程で雪掘りほかを体験。→「こ夢雪隊」

→ボランティアを通した新たな交流が生まれる。

●平成9年度は4隊80人に増強。

→勧誘なしに、新たな参加申込み者、個人、団体(地域)合わせて26人。

→出動回数は8回(隊)、延べ14世帯分。

○奈良県川西町の青年団が体験交流に来町。←草の根交流きっかけ。

→平成10年2月14〜15日男女合わせて25名が雪掘り体験に。

●平成10年度は4隊82人に。

→2回のドカ雪にも対応。1回の出動で4軒を除雪することも。

→出動回数は7回(隊)、延べ18世帯分。

 

《夢雪隊》の構成

<構成団体等>

●おもな青年団体

→YAROUKAI

(シンポジウムからコンサート、交流事業等、なんでもこなす団体/主に休日出動隊を構成)

→商工会青年部

(機関紙の発行、雪まつりの企画実行等、イベントの屋台骨/主に平日出動隊を構成)

→役場青年部

(若年層が増加し活発化。イベントの裏方のほか、自主事業も/主に休日出動隊を構成)

→白進会

(白倉地区の成年団体。ユニークな活動をする集団で、協調性抜群/休日出動隊を構成)

●個人

→意気に感じた一般有志約20人。中には66歳のつわものも。

《夢雪隊》のモットー

“楽しんで参加する”

 

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●雪掘りは重労働、でも除雪ボランティアは半分遊び(イベント感覚)。

→見知らぬお宅の屋根に上がれる絶好のチャンス。→いつも新しい体験。

→ユニフォームは明るく派手(ローズピンク)に。→視認性が高い→事故防止にも。

→作業後の自主反省会は、大いに奨励する。←こっちのほうが長い。

“無理をしない”

●参加できるときに参加し、「やらねばならぬ」式の無理な使命感は持たない。

→相手は雪、突然やってくる→出動依頼も突然→予定があれば次回以降参加

→大事なことは「継続」、目を血走らせたら続かない。

→そのために、大人数の部隊編成がしてある。

“みんなでやる、一気にやる”

●なるべく大勢で一軒の家の雪掘りにあたる。

→短時間(一軒30分から1時間)で終わり、体力を消耗しない。

→雪掘りがいやにならず、帰ってから自分の家の雪掘りができる。

→隊員間の連帯意識も生まれる。

“「気持ちの品」は受けない”

●「せめてもの気持ちです」は、文字通り「気持ちだけ」受け取る。

→「お茶くらい」が「酒くらい」に、最後は「お金」や「ごっつぉ」に。

→受け取る、受け取らないの線引きができない以上、一律「受けない」が一番。

 

《夢雪隊》のこれから

<とにかく継続>

●モットーに沿って、これからも。

→生活は便利になっても、雪は降る。

→高齢者世帯の家は古く大きい。

→隊員数がポイント。→100人体制。5隊くらいが理想か。

●町外からの参加も受け入れるか。

→原則として受け入れたいが、日程が直前にならないと決まらない。

→危険が伴う、装備/道具持参、それなりの技術/体力が必要、を認識。

→交流事業的なものは随時可能。

<不安と問題>

●豪雪に対応できるか。

→これまでは、暖冬小雪(積雪2m前後)。豪雪(3〜4m)は未経験。

●人数/回数が増えれば危険も増加。

→保険はあっても、やっぱり、事故は怖い。

<あらたな社会活動へ>

●「夢雪隊」のいらない地域社会へ。

→隣近所、親戚、集落単位で助け合って雪掘りする社会の実現を。

→昨年度対象であった世帯が、今年度は対象外になる例も。←近所で助け合う。

 

 

 

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