日本財団 図書館


資料9 通信衛星(CS)送受信専用ボードの設計

 

概 要

 

本インテリジェント通信バッファーボードは、ボード上に制御CPUとしてTMPZ84CO11(8メガヘルツ)を搭載し通信制御におけるパソコンの負担を軽減し、送受信データを保持する事ができるボードです。

インターフェース仕様はX21と“RS-232C準拠(EIA規格)”をそれぞれサポートしています。(RS-232Cは標準では装備していません)

 

基本仕様

 

○バッファーメモリは標準で512kバイトを標準で装備、2Mバイトまで増設可能です。

○ホストのパソコンとのインターフェースはI/Oアドレスによるデータとコマンドの転送を行っています。

○ホストのパソコンから本ボードに対してソフトウェアリセットをかける事ができます。

○ボードはインテリジェントタイプでボード側のCPUには東芝製Z80互換CPU、TMPZ84C011(8メガヘルツ)を使用しています。

○IBM PC/ATバス(8ビット幅)を使用。

○通信インターフェースにはHDLC(X21)とRS-232Cのうち一方を選択、若しくは両方同時に使用できます。コネクタはX21ではD-サブ15ピン(メス)を使用し、RS-232CはミニDINを使用します。ピンアサインは後述します。

○シリアル通信LSIにはμPD72001C-11(NEC製)を使用しています。このLSIは2チャンネルのシリアル通信ポートをサポートしています。

○ボードのアドレスはユーザが任意に設定可能。

○データはバッテリバックアップ可能です。

○7セグメントLEDで動作(受信・送信動作。待機状態など)を確認可能です。

○割込み要求(IRQ)は使用していません。

○基板サイズは、“AXフルサイズ拡張I/Oボード”の寸法とほぼ同様です。(一部機種は取り付けが困難な場合が有ります。)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION