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I「別府八湯ONSEN文化国際交流ミーティング」

 

4【提言内容】

日時:平成10年11月11日(水)10:00〜12:00

会場:ホテル白菊

 

甲斐氏(別府プロジェクトチームリーダー)

今朝、平松大分県知事から電話がありました。「昨日の国際交流ミーティングの成功を喜んでいる。大分県も協力・支援するので、今後今回招請した8カ国の参加者との交流を深めていくことが必要と思う。」と言われました。

 

山村教授(コーディネーター)

昨日の国際交流ミーティングでは、熱心な討議がありました、別府の若い世代の人達が意気込みを持って、別府を再活性化しようという動きは嬉しいものです。

歴史、温泉の在り方等外国の人々の意見を聞いて、私の勉強になりました。特に、地域住民参加型、自治体と民間が一体となって事業を推進することが大切であるということを再確認しました。今まで、行政主導のシンポジウムは別府でも開催されたことがありましたが、民間主導のものは初めての試みであり、数々の団体の協力によって行われたことは、別府の出身としては心強く思います。

今後、今回参加している8ヶ国との交流を持続的に継続していくこと、また、8ヶ国同士が今回の事業への参加をきっかけに交流を始めていくことは大変意味のあることと思います。近い将来、温泉の在るべき姿を、行政を始め全ての人々に対して、「世界温泉憲章」というような形で発表できればと思います。

平松知事に伝えて欲しいのですが、「観光」を「sightseeing」から「tourism」へと広げていくということには私も全く同感です。大学で観光の授業を担当していますが、ここでも「tourism」の意味・重要性について唱えています。

今回の国際交流ミーティングの参加者及び協力をいただいた方にお礼を言いたいと思います。この交流が持続的なものとなるよう祈念します。

 

石本部長(交通エコロジー・モビリティ財団)

皆さんには遠くからご参加いただきまして、お疲れ様でした。本事業の主催者としては、平松知事、甲斐氏他多くの皆様のご協力により、国際交流ミーティングが大成功に収まったことを喜んでいます。今回の事業を踏まえ、別府の観光の在り方については、全国の観光地の先駆けとなるものと思います。エコモ財団としても、国際交流事業の経験を蓄積していくため、3年事業として取り組みたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願いします。

 

 

 

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