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モデル事業として実施した平成10年度の実績は運転日数を拡大したニセコ号と湿原号に関しては、利用者数が大幅に増加した。しかし、運転日数を減らした駒ヶ岳号及び昨年と同程度の運行を行った原生花園号に関しては利用者数が減少した。

ニセコ号に関しては、白石駅の駐車場(パーク&レールライド用)を自転車持ち込み者に開放した結果、車に自転車を積んで白石駅まで来てサイクリングトレインを利用する利用者も出てきており、利用圏が拡大している。

 

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サイクリングトレインの利用目的としては、観光、スポーツが中心となっている。サイクリングトレインの利用回数については、初めての利用が7割以上と多いが、路線によってはリピート利用が2〜3割程度出ている。

 

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出発地と到着地のパターンを見ると、利用者が最も多かったニセコ号(営業キロ112.5km)のニセコ行では、白石→ニセコ間(112.5km)を利用した人が最も多く(29.3%)、次いで手稲→余市間(43.1km)を利用した人が多く(27.3%)、総じて利用距離は長い。また、白石行もほぼ同じパターンを示している。

 

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