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4.1.2 システム利用者

ルート別・曜日別システム利用人数を図4-1-1に示す。(再掲)

実証実験初日(月曜日)の参加者の割合をアンケート調査結果からみると、Aルートで57%、Bルートで47%であり、概ね半数のモニターが参加したことになる。しかし、週の後半に向けて利用者は漸減しており、最終日(金曜日)利用者数の登録モニター数に対する割合はA、Bルートとも20%に留まった。これらの理由として以下の点が考えられる。

1] 後述する交通状況調査結果(走行速度調査結果)でもわかるように、システムバスの運行所要時間は、マイカーの所要時間と同程度か、むしろこれより時間を要しており、システムバス利用による所要時間の短縮メリットが得られなかった。

2] 実証実験初日の朝は好天に恵まれたが、同日夕方から雨となり、火曜日、水曜日は朝晩とも雨で、モニターの参加意欲を削ぐ結果となった。特に、木曜日の朝には霰が降る天候であり、Bルートでは同日、Aルートでは翌日の利用者が激減した。

 

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図4-1-1 ルート別・曜日別システム利用人数

 

 

 

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