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2.3 実験方法の具体的な検討

 

2.3.1 実験実施概要

本調査で対象とするP&BR実証実験は、新潟都市圏における通勤時交通渋滞の緩和等を目指すものであり、調査の基本方針を踏まえて以下に示す実験方法を設定した。

 

(1) 実施時期と実施期間

実証実験に向けての各関連機関との連絡調整やモニター募集の時間等を考慮すると、実証実験の実施までには相当程度の準備期間が必要になることが考えられる。一方、マイカー通勤者のマイカー利用理由の主要因の1つが、降雨時や降雪時の通勤快適性にあると考えられ、雪国新潟では本格的な降雪シーズンの前に実証実験を行うことが必要不可欠である。

また、実施期間については、通勤交通が主に週サイクルで変動することを考え、平日の連続5日間を設定した。

以上の他、システム駐車場の利用可能日やバス事業者の要望等を踏まえ、実証実験の期間を以下の通り設定する。

平成10年11月9日(月)〜11月13日(金) 平日連続5日間

 

(2) 対象バス路線と運行概要

対象バス路線は2.2節で示したように、Aルート(新潟競馬場駐車場ルート)とBルート(鳥屋野潟南西部駐車場ルート)の2系統を設定した。(図2-3-12-3-2参照)

また、実証実験の概要を試行実施運営計画の概要として表2-3-2に示す。

システムバスの運行内容は、参加モニターの事業所始・終業時間や想定されるバス運行所要時間、バス事業者の意向等を踏まえて設定した。

なお、Aルート(新潟競馬場駐車場ルート)は起終点間の所要時間が1時間程度になると想定されるため、「観光バスタイプ」の車両を投入するものとした。

 

(3) 対象駐車場

2.1節に示した通り、ルート別に以下の駐車場を対象とする。

 

表2-3-1 対象駐車場

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