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第2章 北九州市における物流の現況

 

1. 北九州市における物流施設の現況

 

(1) 港湾

 

1] 内航定期航路

内航海運の航路は、大阪港・神戸港中心に近畿地方と、また東京港を中心に関東・南東北地方と結ばれており、船種ではコンテナ専用船、フェリーが多くを占めている。また大阪・神戸へのコンテナ専用船はほぼデイリーの航路が3便就航している。

今後は、以下の博多港の参考事例に見られる日本海ルートをはじめ、新たな航路の開拓の検討など、航路網の充実が求められている。

 

図表2-1 北九州港の内航定期航路・便数

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資料) 「海上定期便ガイド」ホームページ http://www/kh.rim.or.jp/njk/

「北九州港」ホームページ http://www/kitaqport.or.jp/

 

【参考事例】博多港における日本海航路の状況

博多港においては、1996年4月より、九州と本州を日本海で結ぶはじめての航路として博多-直江津航路を週三便で就航、翌97年4月には日曜を除くデイリー運行とした。その後、景気停滞の影響により、週三便に戻し、博多-直江津-室蘭に航路を変更して現在に至っている。

97年度のトラック輸送台数は初年度の2.2倍の約31,000台(11トン車換算)となっているが、景気デイリー運行を維持できる水準にまでは需要を獲得できなかった。

 

 

 

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