(2) 調査の方法
1] 境界領域の抽出と問題点の整理
a. アンケート調査
1) 対象:全国の製造業、農水産品生産者団体
2) 件数:3,000件(上記の調査対象の中から、物流担当部署が設置されている企業に対して無作為に抽出した)
3) 内容:○企業概要
○現在の物流の状況(輸送品目、輸送量、輸送範囲・エリア 等)
○モーダルシフトの実績
【実績のある企業に対して】
・経緯、実施貨物の品目、シフトしたモード、輸送量、輸送範囲・エリア 等
・モーダルシフトの条件
・モーダルシフトへの意向
【意向のある企業に対して】
・背景、希望貨物の品目、シフトしたいモード、輸送量、輸送範囲・エリア 等
・モーダルシフトの条件(ルート、輸送方法、サービスレベル、コスト 等)
b. 境界領域の抽出と問題点を把握するためのヒアリング調査
1) 対象:アンケート調査回答企業およびその他の荷主企業、物流事業者等の中から、モーダルシフトの実績のある企業およびモーダルシフト意向のある企業を抽出し、各々より詳細な情報を収集する。
2) 件数:30社程度
3) 内容:【モーダルシフト実績のある企業に対して】
・具体的な経緯
・モーダルシフトの成功要因
・元のモードに再シフトした場合にはその要因
【モーダルシフト意向のある企業に対して】
・具体的な背景
・モーダルシフトの条件(ルート、輸送方法、サービスレベル、コスト 等)
・現在実施に至っていない理由、現在の阻害要因 等
2] 試験輸送の実施
a. 試験輸送実施のためのヒアリング調査
1) 対象:地方運輸局の協力を得て抽出した事業者に対して、コンセンサスを得た上で効果的な試験輸送を行なうために、事前に充分な情報交換をおこなうべくヒアリング調査を実施する。