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船舶観測データの集積・伝送システムの開発 その3

 事業名 海洋観測データの集積・伝送に関する研究開発
 団体名 日本水路協会  


第4章 まとめ

 

平成8年度から3ヵ年で、本システムの研究開発を行った。Nスターによるデータ伝送については、初年度の調査では想定される大量のデータの伝送を小型軽量な機器で、低コストでしかも半自動的に行う上でのシステム的な限界が不明であった。平成8年度末には詳細設計にこぎつけ平成9年度に基本的な機器の整備、ソフト開発リアルタイムデータの収集・検討とデータ伝送実験を行った。平成10年度には機器の追加整備、ソフトの改良を行い、測量船による海上実験を実施し、懸案であったデータ圧縮による伝送時間の短縮、陸上からのリクエストによるデータ伝送もほぼ満足できる結果が得られた。Nスターのサービスエリア内のみではあったが、実用化の目途は十分たったといえよう。

 

4.1 今後の課題

本システムの完成に伴い明らかにされた課題、問題点について以下に述べる。

 

1]装置の小型化について

今回制作した船舶搭載部は17インチモニターとデスクトップ型パソコンを使用し、ユニックス機でなければ達成できないと思われたシステムを重量、形状ともにそれなりに小型にできたと思われる。船舶搭載部本体は、作業テーブル1台にパソコン、CRT、モデム、プリンタ程度で構築可能である。陸上部は最低ノートパソコンとモデムのみで構成はできる。

 

2]汎用性について

現在のところ船舶搭載部の集積部に取り込めるデータとしてGPS受信機ではNMEA規格で統一されたCGAを出力できるものであればどの機器でも接続可能であるがADCP、気象装置等は多少の変更程度で接続可能になると思われる。XBT、CTDのデータはテキスト形式でフロッピーに収録されているものであれば取り込むことが可能である。

 

3]衛星専用回線について

今回試作したデータ伝送システムは半自動運用を考えて開発しているため使用する回線が専用回線でなくても対応は一応可能である。船舶搭載部の処理部で伝送指令が発生した時に回線が使用不可の状態の時には、伝送できなかったデータは伝送予約フォルダのなかに保存されたままの状態になり次の伝送指令が発生した時に一緒に相手に送られるため既存の回線を併用しても特に支障はないが本来目的のためには、できれば専用回線の確保が望ましい。

 

4]今回の実験海城はやや狭く、Nスターの単一ビーム内での海上試験であった。Nスターのビームが重なる海域等でのデータ伝送の安定性や、NスターとインマルサットAの自動切替え運転など動作については十分なノウハウを得られていない。本システムの運用、活用に当りこれらを念頭にいれる必要がある。

 

 

 

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更新日: 2020年9月26日

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