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はしがき

 

本調査研究テーマは、これまで港湾・海事関係を中心とした方面から強い要望が出されていた分野でありながら技術的困難性が先立ち解決されていなかった。

しかしながら現在は、近年の研究事例等に示されているように過去の経験的知識と最新の科学的知見を駆使してかなりな程度に信頼できる津波の挙動等の予測が可能となったものと判断されます。

このような背景から、緊急性のあるモデル重要港湾についての研究を行って成果を公表し、我が国民全般の生命・財産の保全に寄与して行く所存であります。

本調査研究のご指導を賜った首藤伸夫委員長を初めとする研究委員会の各位、共同研究として一端を担っていただいた水路部の担当の方々及びご協力をいただいた関係各官庁の方々、研究の実施を担当していただいた(株)パスコの方々に厚く御礼申し上げます。

 

平成11年3月

 

財団法人 日本水路協会

 

 

 

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