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(3)高齢者世帯の現況

図表2-4は、本市の世帯類型と高齢者世帯の動向をみたものである。本市の平成7年の総世帯数は1万6,413世帯であるが、そのうち高齢者のいる世帯は4,083世帯で、約4世帯に1世帯が高齢者のいる世帯となっている。高齢者世帯の内訳をみると、単身世帯が725、夫婦世帯が573で、両世帯とも増加する傾向にある。

世帯類型別にみると、世帯総数1万6,413世帯(100%)に対して、「核家族」が1万1,298世帯(68.8%)を占めており、次いで「単独世帯」が2,773世帯(16.9%)、「三世代世帯」928世帯(5.7%)となっている。

昭和55年(1980年)から平成7年の世帯類型別世帯数の推移をみると、「核家族」の世帯数は7,633世帯から1万1,298世帯と1.5倍増加しており、「単独世帯」についても、1,311世帯から2,773世帯と2.1倍増加している。一方、「三世代世帯」は1,035世帯から928世帯に107世帯(10.3%)減少しており、この間、核家族化が進んできている状況にある。

高齢者のいる世帯についてみると、平成7年の「高齢者のいる世帯」は4,083世帯で、世帯総数1万6,413世帯の24.9%を占めている。そのうち「高齢単身世帯」が725世帯(4.4%)で、「高齢者夫婦世帯」が573世帯(3.5%)となっている。

また、昭和55年から平成7年の15年間の推移では、「高齢者のいる世帯」は2,779世帯から4,083世帯と約1.5倍の伸び率を示す。そのうち「高齢単身世帯」では、446世帯から725世帯と1.5倍の伸び率となっており、「高齢夫婦世帯」は、260世帯から573世帯と2.2倍の伸び率を示した。

図表2-5は、核家族世帯率と高齢者世帯率(単身世帯+夫婦世帯)をグラフにしたものである。本市は、核家族世帯率は高いが、高齢者世帯率は相対的にさほど高くない。

 

 

 

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